『流氷の世界』

流氷の世界 (気象ブックス)

流氷の世界 (気象ブックス)

 

流氷を見に行こうとおもって、事前学習として『白い海、凍る海』を読みました。
児童書に分類される大型本でしたが、専門性にもしっかり踏み込んでいて大人が読んでも満足できる内容でした。
おなじ著者による、より詳しい「流氷の本」です。紋別の流氷科学センターで購入。

海にあるさまざまな氷を科学的に説明、海氷(一般的には流氷と呼ばれる)の生成メカニズム、その物理的特性、海の中でどのような作用をするかなど、明確に説明されています。
物理の方程式が出てくるところは、一般人には理解しにくいですが、論理的にちゃんと説明しようとする著者の姿勢がにじみ出ていて、とても好感が持てます。

ところどころに「流氷閑話」としてエッセイが載っています。
日本エッセイストクラブでも何度か受賞されているとか。
科学者としての感性の豊かさも存分にかんじられる本です。