『身近な野菜のなるほど観察録』

身近な野菜のなるほど観察録 (ちくま文庫)

身近な野菜のなるほど観察録 (ちくま文庫)

 

タイトルに「身近な」とあるので、食べる人間との関わりに重点を置いて、野菜について解説した本でした。

挙げられている野菜は、日ごろ食べる野菜ばかりで、キャベツ、レタス、ニンジン、ハクサイなどなど、スーパーで売られているものばかりです。
(毎日、お世話になっております!)


どれも、日常的な話題(トンカツにはキャベツだ、云々)からはいって、その野菜のあまり知られていない生物的な側面について解説するというもの。

著者は農学部の先生なので、どちらかというと理系的な内容が多いです(外見は似てるけど、こっちは××科でこっちは◯◯科、ジャガイモは実はナス科!、などなど)

人間が、どうやって、現在のように野菜をおいしくしたのか、
野菜は人間の戦略にどうのっかって繁栄しようとしているのか、

とかについても触れられていて、野生種を選んで栽培(=農耕)するとは、こういうことなんだなあ、と実感しました。

農学部の先生による、愛ある野菜賛歌、だとおもったのですけど、野菜を愛するあまり?擬人的にとらえたり、人間の教訓にしたりなどの「色気」を出してる点は、わたしの好みではなかったですね^^;